WSF2011ダカール発の情報を発信します
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独立50周年=アフリカにおける新植民地主義の50年!
主催は、CADTM Afrique – Survie – ATTAC Afriqueの3団体。
〔CADTM Afriqueはダカールに向けてキャラバンを行ってきた〕
スピーカーの発言(要旨)を紹介します。
Jean Mpelé (CADTM)
コンゴ出身。ベルギー在住。
50年の歴史は資本主義のシステムの中で行われた。脱植民地化は、まだ終わっていない。アメリカの基地がアフリカにはたくさんあり、イギリスも使っている。新植民地主義は、交渉を重ねて作ってきたものだ。世界で起きていることはアフリカでも起きている。日々の生活の中から、民衆の関係性を作り出さなければならない。
Fabrice Tarrit (Survie France)
フランスはアフリカ独立50年の祝賀式典をおこなったが、アフリカでのフランス基地の存在や通貨がユーロと連動していることが、新植民地主義の象徴となっている。中央アフリカ銀行とフランスは金融の面でもつながっている。その関係によって、フランスが西アフリカを支配している。チュニジアに関するフランス政府の「安定している」という分析は間違っていた。フランス企業は西アフリカで大きな利益をあげている。フランスはまだアフリカを必要としている。
Aziz Maaras (ATTAC Maroc)
モロッコは、独立以降もフランスへの政治的、経済的従属にあり、体制もフランスと結びつくことで体制の維持を図っている。水供給の管理もフランス企業がやっているが、ヨーロッパで禁止されている化学薬品を使っている。重債務国となっていて、国内産業が衰退している。経済はヨーロッパへの輸出によって支えられている。ヨーロッパへの出稼ぎも盛ん。経済の40%は地下経済化していて、税金の不公平が大きくなっている。政府は社会保障をカットしていて、貧困化が進んでいる。独立前は鉄砲で支配されていたが、独立後は直接投資によって支配されている。
Fathi Chamki (RAID/ATTAC/CADTM Tunisie)
主権の確立が重要。人々は主権を取り戻すために、革命的運動を行ってきた。1月14日に独裁者を追放したあと、15日に世銀がやってきて、債務の支払いを迫った。世銀は現体制を支えるためにやってきた。民主的な革命運動をやっている人々でさえ、もう一つのチュニジアは不可能だという人があるが、私は可能だと思う。zsチュニジアで生起しているのは、まさに革命的運動であり、それはまだ続いている。もう一つの世界は可能だ、もう一つのチュニジアは可能だ、ということを示した闘いである。
会場からの発言
マリ(女性)「マリはすべてが民営化されている」
マダガスタル(女性)「昨年、政治危機が進行した。しかし、エリート層やメディアは現体制の維持に利益を感じて行動している。民衆が、問題は政治的なのだということを認識する必要がある」
セネガル(男性)「西アフリカではインフラの問題がある。空港へ向かうハイウエーが作られたが、車を持っている人はごく少数」
コートジボアール(?)(女性)「アフリカの国々が小さく分かれている現状では、帝国主義を利するだけで、アフリカは一つにならなければならない」
続いて、もう一度、スピーカーからの発言
Fabrice Tarrit (Survie France)
「チュニジアでも、エジプトでも、フランスは体制を支えてきた。」
Jean Mpelé (CADTM)
「アフリカはグローバリゼーションを支えてきた。統合を言う人がいたが、統合ということを考えるとき、現実から出発しなければならない。われわれはアフリカ人ではあっても、同じ状況を持っている訳ではない。分断されている。AUの開発政策はワシントンの引き写し。しかし、資本主義的システムのなかでは脱植民地化はありえない。資本主義は少数者のためのものだから。ガバナンスについて、世銀やIMFはわれわれに教えようとするが、それは現在のシステムが良いものだということを前提にしている。その中でのグッド・ガバナンスということは意味をなさない。」
Fathi Chamki (RAID/ATTAC/CADTM Tunisie)
「債務は独裁政権によって作られたもの。債務取り消しは大きな課題であり、私は今日から債務取り消しキャンペーンを始めることを宣言する。」
主催は、CADTM Afrique – Survie – ATTAC Afriqueの3団体。
〔CADTM Afriqueはダカールに向けてキャラバンを行ってきた〕
スピーカーの発言(要旨)を紹介します。
Jean Mpelé (CADTM)
コンゴ出身。ベルギー在住。
50年の歴史は資本主義のシステムの中で行われた。脱植民地化は、まだ終わっていない。アメリカの基地がアフリカにはたくさんあり、イギリスも使っている。新植民地主義は、交渉を重ねて作ってきたものだ。世界で起きていることはアフリカでも起きている。日々の生活の中から、民衆の関係性を作り出さなければならない。
Fabrice Tarrit (Survie France)
フランスはアフリカ独立50年の祝賀式典をおこなったが、アフリカでのフランス基地の存在や通貨がユーロと連動していることが、新植民地主義の象徴となっている。中央アフリカ銀行とフランスは金融の面でもつながっている。その関係によって、フランスが西アフリカを支配している。チュニジアに関するフランス政府の「安定している」という分析は間違っていた。フランス企業は西アフリカで大きな利益をあげている。フランスはまだアフリカを必要としている。
Aziz Maaras (ATTAC Maroc)
モロッコは、独立以降もフランスへの政治的、経済的従属にあり、体制もフランスと結びつくことで体制の維持を図っている。水供給の管理もフランス企業がやっているが、ヨーロッパで禁止されている化学薬品を使っている。重債務国となっていて、国内産業が衰退している。経済はヨーロッパへの輸出によって支えられている。ヨーロッパへの出稼ぎも盛ん。経済の40%は地下経済化していて、税金の不公平が大きくなっている。政府は社会保障をカットしていて、貧困化が進んでいる。独立前は鉄砲で支配されていたが、独立後は直接投資によって支配されている。
Fathi Chamki (RAID/ATTAC/CADTM Tunisie)
主権の確立が重要。人々は主権を取り戻すために、革命的運動を行ってきた。1月14日に独裁者を追放したあと、15日に世銀がやってきて、債務の支払いを迫った。世銀は現体制を支えるためにやってきた。民主的な革命運動をやっている人々でさえ、もう一つのチュニジアは不可能だという人があるが、私は可能だと思う。zsチュニジアで生起しているのは、まさに革命的運動であり、それはまだ続いている。もう一つの世界は可能だ、もう一つのチュニジアは可能だ、ということを示した闘いである。
会場からの発言
マリ(女性)「マリはすべてが民営化されている」
マダガスタル(女性)「昨年、政治危機が進行した。しかし、エリート層やメディアは現体制の維持に利益を感じて行動している。民衆が、問題は政治的なのだということを認識する必要がある」
セネガル(男性)「西アフリカではインフラの問題がある。空港へ向かうハイウエーが作られたが、車を持っている人はごく少数」
コートジボアール(?)(女性)「アフリカの国々が小さく分かれている現状では、帝国主義を利するだけで、アフリカは一つにならなければならない」
続いて、もう一度、スピーカーからの発言
Fabrice Tarrit (Survie France)
「チュニジアでも、エジプトでも、フランスは体制を支えてきた。」
Jean Mpelé (CADTM)
「アフリカはグローバリゼーションを支えてきた。統合を言う人がいたが、統合ということを考えるとき、現実から出発しなければならない。われわれはアフリカ人ではあっても、同じ状況を持っている訳ではない。分断されている。AUの開発政策はワシントンの引き写し。しかし、資本主義的システムのなかでは脱植民地化はありえない。資本主義は少数者のためのものだから。ガバナンスについて、世銀やIMFはわれわれに教えようとするが、それは現在のシステムが良いものだということを前提にしている。その中でのグッド・ガバナンスということは意味をなさない。」
Fathi Chamki (RAID/ATTAC/CADTM Tunisie)
「債務は独裁政権によって作られたもの。債務取り消しは大きな課題であり、私は今日から債務取り消しキャンペーンを始めることを宣言する。」
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