WSF2011ダカール発の情報を発信します
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WSF4日目
2月9日はWSF4日目となります。参加しているATTACのメンバーもさすがに少し疲れがたまってきています。私も、前日夜の打ち合わせの後、すぐに寝たのですが、今朝は寝過ごしてしまい、8時半前に朝食中のメンバーからモーニングコールを受けるまで、完全に寝入ってしまいました。今日はまず、セネガルの社会運動家とのインタビューを予定していたので、あわてて飛び起き、急いで身支度をして食堂で朝食をとり、タクシーに飛び乗りました。メンバーの半数は、ゴレ島訪問に行きました。そのレポートは、またアップされると思います。
9時過ぎに会場に着いてみると、まだ閑散としていて、ブースも準備ができていないところが結構ありました。プログラムを持っている人が多かったので、早速本部まで行くと、すぐにプログラムを入手できました。「今日は仕事が速いなあ」と思ってプログラムを手にすると、昨日までに比べてやたらと薄いのです。中身をみると、午前中のワークショップしか載っておらず、しかもワークショップの情報が昨日までのフランス語・英語・スペイン語が併記されたものから、一つの言語のみ(おそらく、ワークショップを登録した時の言語だけ)で印刷されていました。編集・印刷作業が間に合わないのか、できるだけ簡略化して、1日に何回か発行しようということでしょう。午後に入ると、午後バージョンが発行されていましたので。会場では、エジプト民衆との連帯を訴えるパフォーマンスが今日も行われていました(写真)
会場のUCADⅡ入り口で待ち合わせをして、セネガルのBadouさんにインタビューをしました。場所は、セネガルのCLVFというNGO(女性と子どもに対する暴力に反対する活動をしているそうです)のブースです。私と福島さんの二人で、セネガルの状況、WSFとセネガルの社会運動などについて質問し、英語で答えてもらいました。その内容は、別のレポートで紹介します。
昨日までのレポートで書き忘れていましたが、セネガル人(少なくともダカール大学の学生を見ていると)は背が高い人が多いような気がします。2Mを超す身長のバスケット選手を留学生として呼んできて、チームに入れて強豪になった日本の高校があったことを思い出しました。
これまでのレポートで、会場の大学では授業とWSFが同時並行で行われていると書きましたが、その理由がわかりました。それは、大学当局がWSF開催に協力的でないから、だそうです。セネガルのBadouさんによれば、セネガル政府は公式的には、WSFを歓迎するという立場なのですが、裏では大学当局に圧力をかけて、施設の利用などで大きな便宜を図らないようにしていたのです。そのために、学生たちもWSFへの参加に消極的とのことでした。ダカール国立大学の教育環境の悪さは想像以上で、以前は25,000人だったのが、現在は60,000人がいて、午前5時頃から教室で座席を確保しなければならないほどだということです。今日も、教育条件の改善を訴える学生たちのパフォーマンスがありました(写真)。
昼食(今日もチェブジェンです)のあと、韓国のNGOが主催するワークショップに参加しました。ワークショップの会場不足はひどく(これも大学当局の非協力姿勢のため?)、自らのブースにイスを持ち込んでの開催でした。当然のこと狭いので、10数人で一杯になります(写真)。他にも、自らのブースでワークショップをやっていた団体があり、苦労しながらも何とか情報発信していこうという積極的な姿勢には好感が持てました。
いつもは韓国民主労総(KCTU)が代表団を送り込んでいるのですが、今回は彼らだけだそうです。スピーカーはハングル、あるいは英語でしゃべり、フランス語に通訳するスタイルでした。置かれているスピーチ原稿を読むと、民主労働党内の「親北朝鮮派」のようです。アフリカの活動家にとっては、朝鮮再統一問題は初めて聞く問題なのか、質問が途絶えることなく出されていて、スピーカーはハングルで答え、若い女性の通訳が的確に(多分)フランス語に直していました。私にはちんぷんかんぷんだったので、終わってから、どんな質問が出たのか、メンバーに聞いてみると、「韓国は繁栄しているのに、どうして再統一しようとするのか」など素朴な質問だったとのこと。
16時から、ダーバン(南アフリカ)でのCOP17(今年11月〜12月)に向けてのワークショップで、ナオミ・クラインが発言するというので、会場に行きました。さすがに彼女の人気はすごく、テントの中は超満員で外にも人があふれています。ただ、参加者のほとんどは白人でした(写真)。残念ながら、ナオミ・クラインのアメリカ英語が聞き取りにくく、内容の10%程度しか理解できませんでした。
その後、ATTACの国際ミーティングが行われ、特に西アフリカからの参加者が目立ちました。
寺本 勉(ATTAC関西グループ)
2月9日はWSF4日目となります。参加しているATTACのメンバーもさすがに少し疲れがたまってきています。私も、前日夜の打ち合わせの後、すぐに寝たのですが、今朝は寝過ごしてしまい、8時半前に朝食中のメンバーからモーニングコールを受けるまで、完全に寝入ってしまいました。今日はまず、セネガルの社会運動家とのインタビューを予定していたので、あわてて飛び起き、急いで身支度をして食堂で朝食をとり、タクシーに飛び乗りました。メンバーの半数は、ゴレ島訪問に行きました。そのレポートは、またアップされると思います。
9時過ぎに会場に着いてみると、まだ閑散としていて、ブースも準備ができていないところが結構ありました。プログラムを持っている人が多かったので、早速本部まで行くと、すぐにプログラムを入手できました。「今日は仕事が速いなあ」と思ってプログラムを手にすると、昨日までに比べてやたらと薄いのです。中身をみると、午前中のワークショップしか載っておらず、しかもワークショップの情報が昨日までのフランス語・英語・スペイン語が併記されたものから、一つの言語のみ(おそらく、ワークショップを登録した時の言語だけ)で印刷されていました。編集・印刷作業が間に合わないのか、できるだけ簡略化して、1日に何回か発行しようということでしょう。午後に入ると、午後バージョンが発行されていましたので。会場では、エジプト民衆との連帯を訴えるパフォーマンスが今日も行われていました(写真)
会場のUCADⅡ入り口で待ち合わせをして、セネガルのBadouさんにインタビューをしました。場所は、セネガルのCLVFというNGO(女性と子どもに対する暴力に反対する活動をしているそうです)のブースです。私と福島さんの二人で、セネガルの状況、WSFとセネガルの社会運動などについて質問し、英語で答えてもらいました。その内容は、別のレポートで紹介します。
昨日までのレポートで書き忘れていましたが、セネガル人(少なくともダカール大学の学生を見ていると)は背が高い人が多いような気がします。2Mを超す身長のバスケット選手を留学生として呼んできて、チームに入れて強豪になった日本の高校があったことを思い出しました。
これまでのレポートで、会場の大学では授業とWSFが同時並行で行われていると書きましたが、その理由がわかりました。それは、大学当局がWSF開催に協力的でないから、だそうです。セネガルのBadouさんによれば、セネガル政府は公式的には、WSFを歓迎するという立場なのですが、裏では大学当局に圧力をかけて、施設の利用などで大きな便宜を図らないようにしていたのです。そのために、学生たちもWSFへの参加に消極的とのことでした。ダカール国立大学の教育環境の悪さは想像以上で、以前は25,000人だったのが、現在は60,000人がいて、午前5時頃から教室で座席を確保しなければならないほどだということです。今日も、教育条件の改善を訴える学生たちのパフォーマンスがありました(写真)。
昼食(今日もチェブジェンです)のあと、韓国のNGOが主催するワークショップに参加しました。ワークショップの会場不足はひどく(これも大学当局の非協力姿勢のため?)、自らのブースにイスを持ち込んでの開催でした。当然のこと狭いので、10数人で一杯になります(写真)。他にも、自らのブースでワークショップをやっていた団体があり、苦労しながらも何とか情報発信していこうという積極的な姿勢には好感が持てました。
いつもは韓国民主労総(KCTU)が代表団を送り込んでいるのですが、今回は彼らだけだそうです。スピーカーはハングル、あるいは英語でしゃべり、フランス語に通訳するスタイルでした。置かれているスピーチ原稿を読むと、民主労働党内の「親北朝鮮派」のようです。アフリカの活動家にとっては、朝鮮再統一問題は初めて聞く問題なのか、質問が途絶えることなく出されていて、スピーカーはハングルで答え、若い女性の通訳が的確に(多分)フランス語に直していました。私にはちんぷんかんぷんだったので、終わってから、どんな質問が出たのか、メンバーに聞いてみると、「韓国は繁栄しているのに、どうして再統一しようとするのか」など素朴な質問だったとのこと。
16時から、ダーバン(南アフリカ)でのCOP17(今年11月〜12月)に向けてのワークショップで、ナオミ・クラインが発言するというので、会場に行きました。さすがに彼女の人気はすごく、テントの中は超満員で外にも人があふれています。ただ、参加者のほとんどは白人でした(写真)。残念ながら、ナオミ・クラインのアメリカ英語が聞き取りにくく、内容の10%程度しか理解できませんでした。
その後、ATTACの国際ミーティングが行われ、特に西アフリカからの参加者が目立ちました。
寺本 勉(ATTAC関西グループ)
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